インテックと横河商事ら、姿勢推定AIで生産性を可視化する実証実験を開始

株式会社インテックは、株式会社横河システム建築および横河商事株式会社と、姿勢推定AIを用いてカメラで撮影した作業者の関節の動きから作業内容を推定し、生産性を可視化する実証実験を、2024年1月から開始したことを発表した。

今回活用された姿勢推定AIは、画像や動画に映った人の姿勢情報を取得するためのAI技術だ。

従来の手法では、身体に付けるマーカや特別なセンサを使用する方法が一般的であるが、深層学習を使った姿勢推定AIでは、マーカや特別なセンサを使わず、一般的なビデオカメラ1台で撮影した二次元映像から、人の骨格を認識することができる。

今回実施された実証実験では、この姿勢推定AIを活用し、作業者の生産数や作業効率、作業品質といった実績を自動収集することで、作業者が標準作業を順守しているかを自動チェックする。また、ベテランと未習熟者の作業内容を比較した匠の暗黙知をデータ化するとともに、作業標準書の作成および継続的な改訂などの課題の検証を行う。

実証実験の概要図

なお、実証実験の期間は2024年1月から4月で、撮影とデータ取得期間は2024年2月8日から3月29日だ。

今後インテックは、今回の実証実験対象である製造ラインでの作業者の動きの他にも、作業者の健康状態やスキル、経験などをデータ化して収集・分析することで、作業者の健康状態の改善やスキルアップなどにつながる施策を打ち出すなど、人に関するデータの収集を行い、産業全体に活用できるサービスの展開を進めていく予定だ。

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