株式会社JERAは、日本製紙株式会社の大竹工場における自家発電設備の運転業務を支援するため、2024年4月から遠隔監視サービスを本格導入したと発表した。
日本製紙の大竹工場は、ボイラやタービン、発電機などの自家発電設備を保有している。両社は想定外の設備トラブルに起因する自家発電設備の停止を防ぐために、オンラインでの運転データ送信機能や運転データを活用した遠隔監視サービスの導入について検討を進め、2023年7月より試験的に実施していた。
そして今回、遠隔監視サービスが本格導入され、JERAのグローバルデータアナライジングセンター(G-DAC)から顧客設備の運転データをリアルタイムで監視し、独自のアルゴリズムによるデータ分析・解析を通じて、設備異常の予兆を検知することで、要因の推定と推奨事項を報告することができるようになった。
なお、JERAは、燃料・発電に関するO&Mノウハウとデジタル技術を組み合わせたO&M変革ソリューション「JERA-DPP」を提供しており、今回の遠隔監視サービスは「JERA-DPP」の一つとのことだ。
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