株式会社PKSHA Technology(以下、PKSHA)は、工場等における設備保全の現場で蓄積されたノウハウを元に、対応策を提示するソリューション「PKSHA Maintenance(パークシャメンテナンス)」の提供を2024年9月より開始した。
「PKSHA Maintenance」は、設備メンテナンスにおける保全履歴をデータ化することで、過去履歴の情報を用いながら対応策を検討させて、推論結果を導出するモデルだ。
このモデルは、過去に発生した不具合(既知の不具合)への対応履歴を出力するだけではなく、過去に誰も対応していない不具合(未知の不具合)に対しても、過去のトラブル対応の知見を参照して対応策を推論できる。
なお、今回の開発においては、数年分の実データを用いて、このモデルにて生成された処置案の有識者フィードバックを実施したところ、80%以上の未知事象に対して正解処置案もしくは一部正解の処置案を生成することが確認され、市場への本格展開に至ったのだという。
対応可能なユースケースは、工場における産業機械や、物流倉庫におけるマテリアルハンドリング機器、各種インフラにおける設備が挙げられている。
「PKSHA Maintenance」は、既に製造業をはじめとした工場の保全現場で本番稼働しているが、各ユースケース向けにセミカスタマイズさせるとしている。
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