株式会社システムインテグレータは、製造現場における基幹系業務システムによる自動化が実現できていない「狭間業務」を自動化するAIエージェント事業を開始したことを発表した。
この事業では、製造業の生産性および競争力向上を目的とし、クライアント環境で動作するAIエージェントを提供する。AIエージェントが、これまで自動化が困難であったシステム間のデータ連携や、手作業で行われていた定型業務などを代行する形だ。
特徴としては、ERPや生産・販売管理システムといった既存の基幹システムを変更することなく導入が可能な点だ。API連携が用意されていない旧来のシステムに対しても、画面操作の自動化で連携することが可能だ。
また、機密データの処理は、外部のクラウドサービスなどを介さず、ユーザのPC内にインストールされたブラウザ環境で完結することでセキュリティを強化している。
活用例としては、技術・設計書類の作成や、製品情報の生成・更新や自動分類整理、購買処理の自動最適化や精度向上、需給予測計画の自動最適化、製造手配指示の動的最適化などが挙げられている。
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