キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は、同社が提供する需要予測・需給計画ソリューション「FOREMAST」において、BIツールとの連携による分析機能などを追加した「FOREMAST Ver.3.4」を、2025年4月22日より開始する。
「FOREMAST」は、欠品削減と在庫削減の実現を支援する需要予測・需給計画ソリューションだ。需要予測に基づいた在庫管理を支援し、在庫削減、需給計画業務の改善を促す。
5つのSIコアから構成されており、課題に合わせて必要なSIコアを組み合わせて導入することが可能なほか、「単一工場向け」や「食品業界向け」など、さまざまな業種や業務に応じたテンプレートを用意しているのが特徴だ。
今回発表された「FOREMAST(フォーマスト)Ver.3.4」は、複数の予測モデルで予測し、それぞれの予測結果を踏まえて最終的な予測を行う「アンサンブル予測」を行うAIモデル自動選択機能を新たに搭載した。
時系列予測モデルや日別按分モデルといった予測モデルを改良し、また適切な予測モデルをAIが自動選択することにより予測精度を向上させた。さらに、異常値の自動検出機能の強化により精度悪化も防止する。
また、倉庫能力を考慮した補充提案や仕入れ先からの発注残供給配分など、需給管理業務の機能を拡充した。
加えて、BIツールとの連携機能や在庫シミュレーション機能の搭載により、「生産」「販売」「在庫」の予測と実績の差異分析や、生産や補充計画の最適なパラメータ検証が可能になった。
今後キヤノンITSは、「FOREMAST」とサプライチェーン計画ソリューション「SCPlanet」を軸としたサプライチェーンプランニングソリューションの提供と、さらなる機能強化を行うとしている。
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