ヤマハ発動機株式会社は、高度化する自動化生産ラインを低コスト・短期間で構築可能とし、IoTとの親和性も飛躍的に向上させた統合制御型ロボットシステム「Advanced Robotics Automation Platform」を新たに開発した。これは、ワーク搬送も含む、ハンドリングや画像認識、周辺機器制御といった自動化システム全体を、新開発の統合コントローラにより包括的に協調、同期制御するものだという。
この「Advanced Robotics Automation Platform」に対応した統合コントローラおよび各種ロボットの新製品(単軸ロボット、スカラロボット、リニアコンベアモジュール、画像処理機能一体型カメラ、コントローラの全91機種・202品目)が、2016年12月1日から発売される。
同社は、単軸・直交・スカラ・多関節といった多彩なロボットから、画像処理システム、搬送リニアコンベアモジュールに至るまで、自動化工程に求められる産業用ロボットと周辺機器をラインアップしているが、これまでは、これらロボットや周辺機器を制御するコントローラは、ロボットごとに設置する必要があった。
今回開発された「Advanced Robotics Automation Platform」により、これに対応する各種ロボット製品や周辺機器を、1台のコントローラで統合的に制御することが可能となり、自動化ラインの設計の簡素化およびコスト削減、スペース効率の向上などの効果を発揮するという。
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・ヤマハ発動機(Yamaha Motor)
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