NECは、東洋エンジニアリング株式会社(以下、TOYO)に、ゼネラル・エレクトリック・カンパニー(GE)の産業向けプラットフォーム「Predix」を用いた、肥料プラントの運転・保全最適化システムを納入した。
同システムは、プラントの運転情報や保全に関する情報をPredix上に収集して関係者の間でリアルタイムに共有することで、プラント運転・保全の効率化を可能にするというものだ。NECは同システムの開発において、マイクロサービスの組み合せや、アジャイル型手法を取り入れることで、短期間でのシステム納入を実現したという。
NECは2016年10月、デジタルトランスフォーメーションの加速に向けて、GEとIoT分野において包括的な提携を締結し、日本企業向けIoTソリューションの開発・導入・保守サポートをトータルに提供する体制を構築している。
これに伴い、NECではPredix関連の認定技術者は、現在、国内最多となる100名超を有しており、2020年度までに500名規模に拡大する予定だという。また、自社のグローバルサプライチェーン改革においても、特定領域の大規模プロジェクト管理にPredixを活用している。
こうした事業体制・実績・ノウハウをベースに、Predixを用いたIoTソリューションの提案を進めており、今回のTOYOへの納入もこの一環となる。
【関連リンク】
・日本電気(NEC)
・GE(General Electric)
・東洋エンジニアリング(TOYO)
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技術・科学系ライター。修士(応用化学)。石油メーカー勤務を経て、2017年よりライターとして活動。科学雑誌などにも寄稿している。