厚生労働省は、少子高齢化、医療技術の進歩などの環境変化に合わせた保健医療システムを検討し、「保健医療2035」として公表した。2017年1月には「保健医療分野におけるAI活用推進懇談会」を実施し、第4次産業の中核であるAI活用の検討を開始している。同懇談会では、「AI開発を進めるべき重点6領域」が定められ、その中の1つとして画像診断支援の分野が選定された。
このような中、株式会社オプティムは、AI・IoTプラットフォーム「OPTiM Cloud IoT OS」をベースとした医療画像診断支援AI統合オープンプラットフォーム「AMIAS」を提供開始する。
AMIASを利用することで、PACS(医療用画像管理システム)・モダリティ(CTやMRI等)などの院内システムをメーカーを問わず接続でき、既存の院内システムから得られた画像データに対して、オプティムを含め国内外のAIプログラムメーカーが開発したさまざまな医療画像診断支援AIプログラムで解析をかけることができる。解析結果は、AMIAS上や病院もしくは施設内の基幹システムから確認することができる。
今後、オプティムは医療機器AIプログラムの開発・利活用を加速させるため、AIプログラムメーカーやPACS・モダリティメーカー、大学や研究機関などとのパートナーシップの構築を推進するとした。
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