介護現場では、業務を効率化するために導入される各種IoTセンサーの情報を閲覧するにはセンサーごとに異なるアプリが必要な場合が多く、情報が分断されることで却って業務が煩雑になってしまう課題を抱えている。
株式会社abaとシステムファイブ株式会社は、abaの排泄ケアシステム「Helppad」のセンシング情報を、システムファイブのIoT見守りシステム「すいすいケア」に集約できるよう、システム連携を開始した。
すいすいケアは、センサーとカメラを使って居室の様子を確認し、介護施設の見守り業務の効率アップを実現するIoT見守りシステムである。従来は、センサー反応時は必ず訪室していたものを、カメラを使って居室の様子を確認する事で不要な駆付けを削減する。また、利用者のプライバシーに配慮して、センサー反応時のみカメラ映像を確認出来るプライバシー機能も実装している。
一方のHelppadは、においで尿と便を検知するセンサーを用いた排泄ケアシステムである。機器を身体に装着することなく、ベッドに敷くだけで排泄を検知できる。排泄検知のお知らせはベッド脇の手元スイッチやWebアプリケーションで確認できる。また、蓄積されたデータを利活用して排泄パターン表を自動作成する機能も備えている。
今回の連携により、パソコンやスマホでセンサーごとに異なるアプリ画面を確認することなく、すいすいケアをセンサープラットフォームとして1つのアプリ画面で介護・業務状況を管理できるようになる。
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