積水化学工業株式会社は、介護施設向け見守りセンサ「ANSIEL(アンシエル)」の拡張機能として、覚醒・睡眠の検知およびそれらのデータが取得できる「NEZAMEL(ネザメル)」を新たにリリースする。
「ANSIEL」は、積水化学工業が独自開発した高精度センサを搭載しており、ベッドのマットレス下に設置することで、ベッド上の要介護者の動きを検知・解析できる見守り支援機器だ。
起き上がりなどのベッド上での動きの検知と、心拍・呼吸や在床・不在などのライフログが取得できる機能を搭載している。
今回発表された「NEZAMEL」は、「ANSIEL」のハードはそのままで、ソフトウェアをアップグレードすることにより、「覚醒」「浅眠」「睡眠」状態を検知・モニタリングできるサービスだ。
発売に先立ち、「NEZAMEL」を全床に導入した介護施設で効果検証を実施したところ、定期巡視を含めた訪室回数を減らすことができ、夜間の介護士の動きが効率化することができたのだという。また、訪室回数が減ったことで、利用者の睡眠時間確保にも寄与することが確認された。
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