沖電気工業株式会社(以下、OKI)は、行動の習慣化を支援する行動変容プラットフォーム「Wellbit(ウェルビット)」を開発した。
「Wellbit」は、スマートフォンやIoTセンサなどから収集した利用者の行動や環境の時系列データを分析し、習慣化させたい対象行動に合わせたタイムリーな利用者向けメッセージを生成し送信することで、利用者の意識と行動に変化をもたらすソフトウェアプラットフォームだ。
「Wellbit」には、大きく2つの特長がある。
1つ目は、IoTセンサや定期アンケートで収集した利用者の行動や環境の時系列データから、行動に関する心理状態を推定し、利用者の特性グループを判定することだ。
2つ目は、OKI独自のアルゴリズム「習慣化モデル」を用いて、利用者が属する特性グループに適したメッセージ内容や受容しやすいタイミングを決定し、習慣化に効果的な配信を可能としたことだ。
この仕組みにより、例えば「行動するつもりがない利用者」「行動するつもりはあるが実践していない利用者」「行動を実践し始めた利用者」といったそれぞれの特性グループに対して、パーソナライズされた行動変容支援が可能になる。
今後は、「Wellbit」を土台として、健康的な生活習慣を支援するアプリケーションの開発を計画しているのだという。また、環境配慮行動などのヘルスケア分野以外への展開も検討しているとのことだ。
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