アイレット株式会社は、国立研究開発法人理化学研究所と共同研究契約を締結し、AI技術とクラウドを組み合わせた、医科学研究向けのデータ駆動型解析基盤を構築したことを発表した。
この研究では、医科学研究向けの解析基盤を構築し、さまざまな種類のデータを一元管理しながら解析する環境を整えた。
具体的には、Google Cloud の「Vertex AI」や「Cloud Vision API」、および「Cloud Data Loss Prevention(以下、Cloud DLP)」を活用し、画像・テキスト・数値データを処理できるワークフローを構築した。
加えて、「Cloud DLP」により、個人を特定可能なデータを自動的に検出・保護する仕組みを導入し、研究におけるデータの有用性を確保しながら、情報漏洩リスクを低減した。
また、Google Cloud上で匿名化・仮名化処理を行うことで、データ解析の精度を維持しつつ、個人情報を保護する環境も実現したという。これにより、機密性を保ちながら研究データの二次利用を可能にした。
さらに、「VPC Service Controls」を利用し、ネットワーク境界を適切に管理することで、クラウド環境と外部との通信におけるセキュリティリスクを低減。これにより、データのやり取りに関する可視性を向上させ、許可されていないアクセス経路を排除するなど、堅牢なセキュリティポリシーを実現したとのことだ。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。