近年、実在する風景にバーチャルの視覚情報を重ねて表示して、目の前にある世界を仮想的に拡張するディスプレイの開発が活発になっており、ARやMRの表示に対応した「AR/MRグラス」と呼ばれるメガネ型デバイスが注目されている。
AGC株式会社は、従来から同次世代デバイスに、半導体パッケージ用ガラス基板や様々な特性を持つ光学電子部品を開発・提案しており、このほど、AR/MRグラス向けの高屈折率で高透過のガラス基板を開発し、量産体制を整えた。2019年2月から販売開始される。
AR/MRグラス向けのガラス基板には、視野角を拡大することができるよう高屈折率であることや、画像を鮮明にみせるために高透過であることが要求され、高平坦性や表面の平滑性など、画像を精度高く伝搬させるための高度なガラス加工技術も求められており、同製品ではこれらを実現する。
今後、このガラス基板を、AR/MRグラス市場に加え、車載向けなど幅広い市場への展開を目指すとした。
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