KDDI株式会社は、5Gの新たな体験価値の創出を目的とし、中国のNreal Ltd.と共同開発したスマートグラス「NrealLight」を2020年12月1日から発売開始する。
KDDIとNrealは、2019年5月に戦略的パートナーシップを締結し、日本国内におけるXR技術を活用したスマートグラスの企画開発や受容性の検証などの取り組みを行ってきた。
今回発売する「NrealLight」は、メガネのように折りたたむことが可能で、かけやすいコンパクトなデザインが特長だ。スマートフォン接続型とすることで、従来のコンピューティングユニットを別に用意するタイプや、一体型のスマートグラスと比較し、持ち運びが容易となる軽量・小型化を実現したという。
「NrealLight」は、従来のAndroidアプリケーションをグラス内で起動し、プライベートなセカンドスクリーンとして利用できるミラーリングモードや、グラス内で空間上に映像を映し出すMRモードを実装している。これにより、目の前に100インチ規模のプライベートな仮想スクリーンを広げることも可能で、没入感のあるリッチな映像体験が可能だという。
更に、5Gスマートフォンと接続することで、5GとXR技術を組み合わせたリッチな映像体験が可能になるとしている。
また、ARコンテンツのような、現実空間とデジタル情報を融合するXR技術をより自然に体験することもできる。
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大学卒業後、メーカーに勤務。生産技術職として新規ラインの立ち上げや、工場内のカイゼン業務に携わる。2019年7月に入社し、製造業を中心としたIoTの可能性について探求中。