新築マンション販売現場では、複数ある間取りの中から代表的な1または2タイプのモデルルームを設営し、他のタイプは図面のみで検討するのが一般的である。昨今ではVRモデルルームを作成する場合も増えてきたが、再現する点数は少なく、メーカーの掲載許可を要する実在商品ではない仮想の家具CGを配置するなど、物件の完成後を想像しにくい状況に留まっていたのが実情である。
日本ユニシス株式会社と東急不動産株式会社は、完成前のマンション購入検討者の利便性向上を図るため、複数の家具メーカーと連携し、実在家具のCGを配した全51プランのVRモデルルーム(バーチャルモデルルーム)を作成するスキームを共同開発した。導入の第一弾として、滋賀県のマンションギャラリー「ブランズシティ南草津」の大画面シアターで公開される。
今回、両社は家具メーカー5社(アクタス、カンディハウス、リビングハウス、高野木工、日本フクラ)とタイアップし、日本ユニシスが作成するVR上で家具メーカーの自社製品CGを配置し、全17タイプ×内装カラー3色(全51プラン)のVRモデルルームを作成する。
マンション購入検討者は、プロが選んだ実在家具でコーディネートしたVRモデルルームを見学することにより、リアルな室内イメージやインテリアで数多くのタイプを比較検討ができるようになる。また、実際に気に入った家具や照明などはそのまま購入する事もできる。
(提携家具コーディネートはリビング・ダイニングと一部の居室のみ)
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