東急建設株式会社は、就職活動を行う学生に建設現場の臨場感やリアルを伝えるため、VR空間で建設現場を見学できるツールを制作した。
このツールは、実際に施工中の建設現場を360°カメラで撮影し、生成された「VR建設現場」と「VR事務所」を見学できるツールだ。
「VR建設現場」では、実際に施工中の建築現場をモデルに生成したVR空間を、オンライン上でパソコンやスマートフォンを使って見学することなどができる。
「VR事務所」では、社員がデスクワークや会議を行う現場事務所を再現したメタバース空間内を見学でき、複数人が同時入室してコミュニケーションが取れるため、会社説明会等の機会で活用される予定だ。
空間内を自由に回遊できるほか、東急建設の社員が現場内を5分程度で案内する自動ガイド機能を搭載している。
ツールの制作においては、東急建設の若手社員が企画・制作し、CG・VRなどのデザインサポート、メタバース制作サービスを提供する株式会社STUDIO55の支援のもと、VR建設現場とVR事務所でそれぞれ異なるソフトウェアを活用している。
今後東急建設では、このツールを就活生限定の公開ツールとして新卒採用活動で活用していくとしている。
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