大日本印刷株式会社(以下、DNP)と株式会社steAmと協同で、カンボジアのプノンペン日本人学校と徳島県上板町立高志小学校をメタバースでつなぎ、学び合いの可能性を検証する実証実験を行った。
実験では、DNPが構築し、京都市が提供するメタバース空間「京都館PLUS X」を活用して、両国の児童がそれぞれの地元を紹介するプレゼンテーションを実施。また、京都の魅力に触れながら、2回の交流を行った。
利用者は、自身の分身となるキャラクター(アバター)を選び、同時に参加しているユーザと音声で会話できる。また、同じ空間内でプレゼンテーション用のポスターや動画を見ることも可能だ。
実際に体験した子どもたちからは、「アバター同士の距離次第で声が聞こえない・聞こえるといった臨場感を味わえた」「離れている都道府県や国との交流ができ、身近に感じられた」「アバターだとリアル映像よりも話しやすい」などの感想が上がったという。
DNPは、今回の実証実験以降も、子どもたち自身が設定した「問い」に沿った交流などについて、メタバース空間を活用して継続的に支援していくとしている。
また、ゴールドパートナーとして協賛している「2025年日本国際博覧会」なども活用して、事業開発を進める予定だ。
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