日本電気株式会社(以下、NEC)は、同社が設立メンバーとして参画しているデジタルヒューマン協議会を通じて、「デジタルヒューマン白書 2023」を2023年10月19日に公開した。
デジタルヒューマン協議会では、これまでに計6回の会合が開催され、参画各社が持ち回りで「自社の技術・取り組み」「デジタルヒューマンの活用可能性」「AIを活用したビジネス展開」について発表し、議論してきた。
今回公開された「デジタルヒューマン白書 2023」では、デジタルヒューマンの技術マップをはじめ、活用方法や取り組み、社会実装の方向性などを社会に共有し、理解を深めるきっかけを提供するとともに、社会実装に向けたいくつかのユースケース例も提示されている。
ユースケースは、「おもてなしの最適化」「自分の分身」「息の合う相方」「反復練習台」「秘密の話し相手」「口の堅い相談役」「常駐監視員」「デジタルアイドル」「デジタルコミュニティ」といった9つが例示されている。
10月以降の協議会活動においては、デジタルヒューマンに関心のあるパートナーを募集するとしている。デジタルヒューマンを活用したサービスの提供および利用企業のどちらにも広く参加を呼び掛け、今後はアカデミアや政府の参加も受け入れるとのことだ。
なお、参加には、理事による推薦がある場合を除き、理事の審査で承認されることが条件となっている。
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