東京都港湾局では、港湾施設の外観・形状等を確認したい場合、写真や動画に映っていない所の確認は、必要のたびに現場に行って確認している状況であった。
こうした中、Cellid株式会社は、東京都が実施する現場対話型スタートアップ協働プロジェクトに採択され、東京港内施設の3Dモデル化と、点検写真の三次元位置情報を取得する技術の実証実験を実施した。
この実証実験では、Cellidが開発しているWebシステム「Model Builder」を使い、作成した3Dモデル上に、iPhoneなどの一般的なカメラで撮影した写真をアップロードすることで、GPS情報を用いずに写真の位置やアングルなど、三次元の位置情報を特定した。その結果、技術的に90%の成功率を持って確認することができた。
Cellidは、東京都港湾局との取り組みを通して得られた実績をもとに「画像位置判定機能」をより発展させ、GPSなど地理座標系への対応などの改善を進めるとしている。
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