ユカイ工学株式会社と株式会社NTTドコモは、英国XMOS Ltdのボイス・プロセッサーを採用した音声対話開発キット「codama(こだま)」を共同開発し、ユカイ工学が12月21日に発売開始する。
「codama」は、NTTドコモのオープンパートナーイニシアティブのデバイスオープン機能(ドコモAIエージェントAPI)に対応し、NTTドコモが提供する同API用のRaspberryPi用ソフトウェアを利用することで動作する。
同製品に搭載された技術と同APIの連携によって、様々な電子機器やIoTデバイスを音声で操作することができ、同製品が部屋の隅に配置された場合でも、呼びかけに反応してクリアに音声をキャプチャーし、音声によるAIサービスへのアクセスを可能にするという。
基板に搭載されたXMOSのボイス・プロセッサー(XVF3100)は、音楽を再生するデバイスを中断または一時停止できるバージイン機能を備えた全二重音響エコーキャンセラ(AEC)と、話者の追従が可能な適応型ビームフォーマを含む、高度な音声デジタル信号処理(DSP)を提供。それに加え、残響除去、オート・ゲイン制御、ノイズ抑制により、騒々しい環境下でも、NTTドコモの「ドコモAIエージェントAPI」を利用して機器との音声対話を可能にするという。
また、ユカイ工学のウェブサイトから、自分だけの音声キーワードを登録でき、自分の声で登録したキーワードだけに反応させることが可能だという。
販売予定価格は15,000円だ。
【関連リンク】
・XMOS
・「codama(こだま)」
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