ダッソー・システムズは本日、製造 ERPソフトウェアのリーディング企業である米国カリフォルニアのIQMSの買収に向けて、買収額4億2,500 万ドルで正式に契約するため、取引を開始したことを発表した。IQMSを買収することで、ダッソー・システムズは3DEXPERIENCEプラットフォームの対象を、ビジネス・オペレーションのデジタル変革を目指す中小製造業へと拡大するという。
IQMSは、オンプレミスのソフトウェア「EnterpriseIQ」やSaaSの「WebIQ」の提供を通じて、エンジニアリング、製造、ビジネス・エコシステムを一元管理できるオールインワン・ソリューションを、中小製造業向けに提供している。このソリューションは、発注処理、スケジューリング、生産、発送といった各プロセスのデジタル化とリアルタイムの接続を実現する。
ダッソー・システムズは、IQMSのソリューションをクラウド版3DEXPERIENCEプラットフォームに統合する。これによって、中小製造業向けに、ビジネスを後押しするコラボレーション環境の実現、製造効率性の向上、ビジネス・アジリティの獲得につながるオペレーション用システムを提供できるようになるという。
一方で、中小製造業各社は、ダッソー・システムズの3DEXPERIENCEマーケットプレイスを利用する設計者やエンジニアのコミュニティに向けて自社の製造ノウハウやサービスを提供することで、新たなビジネス機会の獲得や、価値創出を目指すことができる。
IQMSの買収取引が完了するのは2019年前半の予定だという。
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