IoT市場が拡大を続ける現在、IoTエッジデバイスの可視化と制御は企業にとって大きな課題となりつつある。総務省では2020年からIoT機器に対してセキュリティソフトの常時更新などの防御の義務化を検討するなど、IoTの実証実験やパイロット展開およびその後の実運用へ向けて早急な対策が求められている。
IoT機器の管理には、資産管理(企業の資産であるIoT機器の状況把握)、遠隔地からの一括制御機能(IoT機器のソフトウェアの入れ替え、パッチ適用、コマンド実行などの一括実施)、管理工数の効率化(IoT機器のハードウェア、アプリケーション、および管理機能のサポートや継続的な改修の提供)といった機能が、今後必要となることが予想されている。
このような中、IT管理ソリューションを提供するクエスト・ソフトウェア株式会社(以下、クエスト)は、エンドポイントシステム管理ソリューション、KACEシステム管理アプライアンス(SMA)によるラズベリーパイOS
(Raspbian Linux)のサポートを開始した。
クエストのKACE SMAでは、IoTエッジデバイスから定期的にハードウェア・ソフトウェア情報を収集し、最新のシステム情報を参照することができる。また、ソフトウェア配布機能およびスクリプト実行機能を利用して、IoTエッジデバイスに対するソフトウェアの配布やコマンド/スクリプト実行およびその結果確認が可能になる。
これらの作業は、KACE SMA管理コンソール上で一括して行うことができ、遠隔地に配置されたIoTエッジデバイスの可視化と制御を一括して実施することができる。
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