家事代行サービスを行う株式会社CaSy(以下、カジー)では、利用者が6万人を超え、そのうち、共働き世帯(子あり・なし含む)は48%、単身のビジネスパーソンは34%を占め、平日が仕事で自宅が留守になりがちな人が82%に上る。
このような利用者は平日の不在時か休日の在宅時を選んでサービスを依頼する傾向が高く、平日の利用者不在時に依頼する場合はスペアキーを本部に郵送、またはスマートロック端末を自宅に設置したりするなどの手間やコストがかかるため、休日の依頼が込み合っている課題があった。
そこで、同社は利用者との鍵の受け渡しに関する問題を解決するため、株式会社ローソン、キーカフェ・ジャパン合同会社(以下、Keycafe)の2社と連携し、ローソン店舗27店を含む都内40ヶ所に設置されたIotキーボックス端末「Keycafe Smartbox」を介して、カジー定期利用者とスタッフが鍵の受け渡しをするサービスの申込を開始した。
Keycafeの開発・運営するKeycafe Smartboxは、22個のキーボックスとタッチパネルを備えており、アクセスコードを用いて鍵の受け渡しを遠隔で行うサービスだ。世界45都市で展開し、国内ではローソンなどに端末が設置され、オンラインで登録することで誰でも利用できる。アプリやウェブから鍵の持ち主が遠隔でゲストに鍵へのアクセス権を付与することができ、アクセス権はゲストごとに変更され、さらに一定期間のみ有効のアクセス権も設定できる。
Keycafe Smartboxでの鍵預かりサービスの利用料金は、月額980円(税別)だ。当面、この鍵の受け渡し方法は、Keycafe Smartbox端末が設置されている場所から徒歩圏内のカジーの定期利用者限定の利用になるが、今後はカジーを単発で利用する人も活用できるようになる予定だ。
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