板金部品は、加工技術の進化に伴い、製造業における幅広い用途での利用が増加するとともに、建築・輸送機器・家具等の業界における需要が高まりつつある。その結果、高度な生産技術や価格・納期の競争力を持つ特定の板金加工メーカーへ注文が集中するなど、需要と供給のバランスが崩れやすく、納期が不安定な状況が続いている。また、以下3つの要因により、板金部品は顧客の短納期需要が極めて高い特性がある。
- 装置設計の終盤で部品手配に着手することが多く、短期間での調達を要する
- ブラケットやカバー等の装置の最終的な調整を伴う用途で使用されるため、設計変更が頻繁に発生
- 内製しているお客さまが少なく、緊急手配のご要望が多い
このような中、株式会社ミスミグループ本社は、3D CADデータのみで機械加工品が調達できるプラットフォーム「meviy(メヴィー)」で、板金部品の出荷納期を従来の3日から最短1日へ大幅に短縮するサービスを、本日から開始する。
meviyでは、2019年2月に板金部品サービスを開始以降、同社独自のデジタルマニュファクチュアリングシステムを進化させ、板金加工における自動化を推進し、複数の材質・板厚であっても無人加工が行えるようになった。加えて、MTO品(受注製作品)の中で培った「800垓のサイズバリエーションの部品を最短2日で出荷する生産管理のノウハウ」を組み合わせることで、最短1日出荷まで短縮することを実現した。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。