石川県加賀市では、少子化や転出による人口減少の傾向が続いている中、地方創生に向けて「加賀市イノベーションセンター」を拠点としたIoT・AI・ドローン等の技術活用による産業の創出に取り組んでいる。加えて、未来の産業人材を育成するため、国の必修化に先駆けたプログラミング教育の全小中学校での実施や「コンピュータクラブハウス」開設など、更なる攻めの施策展開を行っている。
また、合同会社DMM.comは、40以上の事業リソースを持つほか、3Dプリント事業では加賀市に多数の造形設備を設置し、様々なニーズに応えられるマテリアルを活用して法人や個人向けのサービス展開をしている。
加賀市とDMM.comは、3Dプリント技術の提供・連携を基本とした包括連携協定を締結した。同協定では、3D製造実績とノウハウを活用し、地場産業と連携させることで地域を「次世代型ものづくりの一大産業メッカ」化させ、日本のものづくり産業の成長を担う構想を掲げる。山中漆器、九谷焼といった伝統工芸と3D技術をあわせた新たな製品開発なども検討していく。また、産業創出だけでなく「人材育成」や「観光振興」、「教育事業」に関する連携も行う。
連携事項は以下の通り。
- 地方創生に関すること。
- 3Dプリント事業をはじめとした、産業振興に関すること。
- スタートアップ支援に関すること。
- 企業誘致に関すること。
- インバウンドをはじめとした観光振興に関すること。
- 教育事業に関すること。
- その他、前記の目的の達成に必要と認めること。
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