大相撲の東京・大阪・名古屋場所では、従来、相撲案内所の「お茶子」が、来場者を座席まで案内したり、飲物や食事を座席まで届けてくれる「お茶屋サービス」が存在する。
今回、九州場所での新たな取り組みとして、株式会社ウフルと公益財団法人日本相撲協会、キリンホールディングス株式会社は、伝統ある「お茶屋サービス」をデジタル手法で実現するため、スタジアム・アリーナ向けソリューション「売り子―ル」を11月10日から福岡国際センターで開催される大相撲九州場所でテスト導入する。
「売り子―ル」はスタジアム・アリーナなどでのスポーツ観戦中に、スマートフォンから好きな商品を注文し、座席までデリバリーをしてもらうことができるシステムだ。メニューにはビールをはじめとした飲み物の他、食べ物やグッズをラインナップすることができる。アプリダウンロード、会員登録、座席番号入力が不要で、誰にでも簡単に注文できる仕組みだ。
今回の大相撲九州場所では、マスA席とマスB席を対象に、「売り子―ル」を利用して、キリンビールの「キリン一番搾り」や弁当などの食べ物を、席まで係員がデリバリーする。
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