デジタルデバイスやIoTの活用拡大により、膨大なデータが日々生成されている。通信遅延を防いだり、データ保護の規制を遵守するために、これまでデータが処理されていたデータセンターやクラウドではなく、データが発生する場所であるオフィスや工場、商業施設など、ネットワークの端である「エッジ」と呼ばれる場所でデータを処理する「エッジコンピューティング」が注目され需要増加が見込まれている。
また、エッジはIT専用のスペースではないが、データセンターやサーバールームのような高い安全性やセキュリティ、安定的なシステム運用が求められる。
今般、シュナイダーエレクトリックは、サーバーラック「NetShelter SX」(ネットシェルター エスエックス)シリーズから「エッジ」環境向けに12U(※)、および、18Uサイズの小型サーバーラックを発売した。
12Uと18Uのサーバーラックは、スペースが限られているエッジ環境でも設置できる小型のラックである。シュナイダーエレクトリックの電源保護製品であるUPS(無停電電源装置)、物理セキュリティと環境監視をおこなう「NetBotz」や、クラウドベースのITインフラ設備管理ソリューション「EcoStruxure IT Expert」を組み合わせることにより、可用性を高めるだけでなく遠隔地やIT管理者が常駐していないエッジ環境でもITインフラ設備を監視・保護することができる。
また、データセンターやサーバールームで多く使われているサーバーラック「NetShelter SX」と同じ形状・操作性を有しているため、現在販売しているケーブルマネジメントやブランクパネルなど様々なNetShelterシリーズ用アクセサリーの使用が可能だ。
※ Unitの略。ラックへの収納・取り付けの高さを表す単位。1U=1.75インチ。
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