ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が2013年4月に開始したMVNE事業は、2019年5月にソニーネットワークコミュニケーションズスマートプラットフォーム株式会社に承継した。同社は、従来のスマートフォン向けを中心としたMVNEサービスに加え、様々なIoTサービスを支える基盤となる通信プラットフォームサービスを提供する方針だ。
スマートフォン向けを中心としたMVNEサービスでは、NTTドコモ回線、au回線、ソフトバンク回線のトリプルキャリアに対応し、主にMVNO事業者に提供してきた。IoT向けビジネスを展開する法人や、自社でIoTサービスを活用する法人向けには、これまでNTTドコモ回線のみの提供であった。
そこで、法人向けにトリプルキャリアに対応したIoT向けデータSIMを本日から提供を開始した。IoT向けデータSIMには、稼働状態の監視などデータ収集に最適な低速無制限プランから、画像・ファームウェアアップデートの送受信など大きな容量が必要な場合に最適なプランまで、利用シーンにあわせた3つのプランがある。
これにより、例えば、電力や温度の見える化、車両の位置情報把握、モバイル決済端末の利用、出退勤管理など、IoTを活用したサービスの開発や課題解決をサポートする。
また、IoTの活用を検討する顧客が手軽にIoT向け通信を試すことができるように、無償で利用可能な検証利用環境を用意した。本日から2020年3月15日まで申込を受付し、最大60日の利用が可能だ。(同社の設定上限枚数を超えた時点で受付を終了する。)
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