IDC Japan株式会社は、国内IoTインフラ市場予測を発表した。
2021年の国内IoTインフラ市場の支出額は、前年比22.5%増の1,285億円になると見込んでいる。2020年~2025年の年間平均成長率は17.1%で、2025年同時期額は、2,312円売上になると予測している。
また、国内IoTインフラ市場全体におけるIoTエッジインフラ市場の構成比は、2020年の35.3%から、2025年には45.9%になると予測。その背景には、データ分析処理を志向する企業が増加傾向にあり、今後より高度なニーズやデータ分析処理の多様化により、IoTエッジインフラ市場は高成長するとしている。
また、国内IoTエッジインフラ市場のうち、Computeサブセグメント市場については、汎用サーバーとIoTエッジ専用製品に分けて市場予測を行っており、汎用サーバーと比較し、IoTエッジ専用製品の成長率を高く見ている。
その理由としては、データ分析処理が多様化するにつれ、データ発生源により近い場所にIoTエッジインフラを設置するケースが増えてくるという前提に基づくという。これにより、今後工場や店舗の一角、OT機器の筐体内部、屋外など、過酷な稼働環境に対応した耐環境性を有するIoTエッジ専用製品の需要が拡大するとみている。
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