理化学研究所と富士通株式会社が共同で開発したスーパーコンピュータ「富岳」が、世界のスーパーコンピュータに関するランキング4つにおいて1位を獲得した。
今回1位となったランキングは、総合的な性能ランキングである「TOP500」、アプリケーションで用いられる共役勾配法の処理速度ランキングである「HPCG(High Performance Conjugate Gradient)」、AIの深層学習で用いられる単精度や半精度演算処理に関する性能ベンチマーク「HPL-AI」、大規模グラフ解析に関する性能ランキング「Graph500」の4つで、全てにおいて3期連続で1位を獲得している。
「富岳」は今年の3月9日に共用が開始され、文部科学省のプログラムでの本格利用や新たな公募の実施、一般公募で採択された課題への利用、有償利用を含めた随時利用の募集など、本格的な稼働が進んでいる。
また「富岳」は「Society5.0」においても、シミュレーションによる社会的課題の解決や、AI開発・データ利活用に関する技術開発の情報基盤技術として対応可能であるとしている。
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