製造の現場では、品質や生産性の向上に対しての取り組みが行われている。その上で稼働率・品質向上を期待できるIoTを製造現場に導入し、設備にセンサーなどを取り付けデータ収集・分析を行う企業が増えている。
新明和ソフトテクノロジ株式会社が提供する工場稼働監視ソリューション「Nazca Neo Linka」は、メーカーや製造年代の異なる様々な機器に対応したインターフェースを有しており、CNCやPLC、各種センサーなど多種多用な設備のIoTデータを収集することが可能だ。
その「Nazca Neo Linka」は、機器から収集したデータ分析の強化のため、7月12日から株式会社日立ソリューションズ東日本が提供するIoT/データ分析ソリューション「WellLine」と製品連携を開始した。
「WellLine」は、IoTとデータ分析を活用した生産性向上のためのアプリケーションで、製造現場の設備と人の稼働データを収集、可視化・分析する機能を提供する。非生産・ロス時間を把握することで生産性の改善に役立てることが可能だ。
同連携では、「Nazca Neo Linka」によって収集されたデータをクラウド環境上で稼働する「WellLine」に取り込むことで、アンドンや各種分析画面での表示が可能になり、IoT導入の課題の一つであるデータ収集手段の拡張と煩雑なデータ収集の負担を軽減される。
逆に、「WellLine」としては、「Nazca Neo Linka」の多様なデータ収集によって取り込むデータの種類が増加するため、稼働状況に留まらず、品質改善や設備の故障予兆検知などの分析・評価が可能となり、データ活用の範囲が広がることで、製造現場での改善効果が期待される。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。