IDC Japan株式会社は、国内第3のプラットフォーム市場(※)を調査し、2022年~2026年の市場予測を発表した。
※「第3のプラットフォーム市場」には、「クラウド」「モビリティ「ビッグデータ・アナリティクス」「ソーシャル技術」の4つの主要技術(4ピラー)から構成される技術プラットフォームと、4ピラー上に展開されて事業成長を促進する技術となる「イノベーションアクセラレーター」としてIDCが定義する、「AI」「AR・VR」「IoT」「ロボティクス」「3Dプリンティング」「次世代セキュリティ」「ブロックチェーン」の7つの技術のうち、従来のICT市場に該当するハードウェア、ソフトウェア、サービス、通信サービスが含まれている。
今回発表された調査によると、2022年の国内第3のプラットフォーム市場の市場規模(支出額ベース)は20兆2,479億円で、前年比成長率は4.3%と予測している。
2021年は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、企業の投資姿勢が二極化。財務環境の不確実性から、慎重な姿勢を示す産業分野や企業がある一方、レジリエンシー(回復力)強化のためのDXを志向した積極的なIT投資を行う企業が増えたとしている。
2022年は、レジリエンシー強化のデジタル投資が継続するものの、ロシア・ウクライナ戦争に起因するサプライチェーンの混乱や円安の進行によって、業績に影響を受ける製造業などを中心に、投資を抑制する企業も出てくるという。
支出額は2026年には24兆3,883億円に達して、2021年~2026年の年間平均成長率は4.7%になると予測している。
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