近年、脱炭素社会の実現に向けて、部品調達や技術購買をはじめとした製造業におけるサプライチェーン領域において、トレーサビリティの対応や透明性の担保が業界全体の課題となっている。また、その解決のためにスマートコントラクトをはじめとしたブロックチェーン技術の検討や導入が進んでいる。
株式会社オリエントシステムと株式会社Final Aimは、脱炭素領域におけるブロックチェーン活用の実証実験を開始すると発表した。
同実証実験では、ブロックチェーン技術を活用した履歴管理、スマートコントラクトによる契約の自動化と後工程の管理、それらに伴うワークフローとシステム構築など、サプライチェーン領域の今後の可能性を幅広く検討していく。例えば、製造業領域を中心とした商社機能の効率化、デザインから試作・量産などのプロセスに伴う契約周りのデジタル化などを進めるとしている。
また、脱炭素社会への取り組みの一環として、オリエントシステムの炭素排出量をFinal Aimのブロックチェーンプラットフォーム「Final Chain」に記録し、削減効果を可視化することでサステナビリティ経営を目指す。
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