米国では地ビールがビジネスとして急成長を遂げており、1988年に創業した、クリーブランドを拠点とする独立系醸造所のグレート・レークス・ブリューイング・カンパニー(GLBC)は、製品品質を犠牲にすることなく、生産規模を拡大できる新しい製造分析技術を最近活用し始めた。
GLBCはロックウェル・オートメーションの機器向けファクトリートーク(FactoryTalk)分析アプライアンスを導入し、IoTと分析機能が持つ力を生産現場にもたらしている。この技術により、GLBCはビール醸造機械の健全性をより正確に把握して効率を高め、品質を改善し、ダウンタイムを最小限に抑えられるという。
同ソリューションは、ブルワリーの生産現場にある機器の健全性と診断に関する分析情報を提供する。ロックウェル・オートメーションのアプライアンスの中には“シェルビー”という名のボットが搭載され、生産スタッフと自然言語処理を通じてやり取りできる。この技術はマイクロソフト・ボット・フレームワークを基盤とし、マイクロソフト・コグニティブ・サービスを使ってトレーニングされており、ブルワリーのスタッフが機器に関する課題をリアルタイムで容易に特定して、対応できるように支援するという。
GLBCが導入した同ソリューションは、ロックウェル・オートメーションとマイクロソフトによる共同技術コラボレーションの一部を成すもので、企業がデジタル変革を活用できるように支援することを目指している。
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