シャープは、「ヘルシオ」やモバイル型ロボット「ロボホン」など、COCORO+サービス対応家電のAIoT技術を、「AIoTプラットフォーム」として集約、外販を行っている。そして今回、さらに需要が拡大すると予想されるインバウンド向けに英語と中国語に対応する音声対話技術を加え、販売を強化していく方針を発表した。
「AIoTプラットフォーム」は、音声対話で献立相談ができるウォーターオーブン「ヘルシオ」などに採用されている。各種機器のIoT化、および音声対話を実現する「AIoTモジュール」、クラウドを使って音声対話を実現する「音声対話機能」、機器やサービスの利用状況を解析する「データ解析機能」、データ解析結果からユーザーニーズを把握し、顧客満足度の高いサービスを実現する「顧客サービス支援機能」、顧客のシステムと簡単に連携する「WebAPI」などから構成される。
「AIoTプラットフォーム」を活用することで、様々な機器のIoT化や音声対話を可能にし、接客支援や観光案内、コールセンターなど、業務システムやサービスのAI化促進が期待されている。また、対話を通じてユーザーの好みや潜在ニーズを取得することにより最適なサービスにつなぐ仕組みを構築でき、顧客満足度の向上・売上拡大ができるところもポイントだ。
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・シャープ(SHARP)
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技術・科学系ライター。修士(応用化学)。石油メーカー勤務を経て、2017年よりライターとして活動。科学雑誌などにも寄稿している。