ワンホイール運営事務局は、ハンドル、アクセル、ブレーキ操作特許技術機能を搭載した『電動一輪車 ONEWHEEL(ワンホイール) i-1』について、歩道対応車展開、公道対応車展開として、本格的な実用研究開発を2015年12月に開始した。
同時に、携帯アプリとBluetoothを活用したマシンセッティングシステム+モニタリングシステムの実用テストも開始している。
電動一輪車等のジャイロ搭載型車両は、車両の重心移動および傾きに応じて自動的にバランスをとり、移動制御する乗り物だ。手のひらの上に乗せた棒を傾斜させながら安定移動させる仕組みで、その特性故に、設定された最高速度内での安全な走行制御は困難とされてきた。
しかし、公式WEBサイトで現在募集受付およびテスト販売中の車両に既に搭載されている自動ブレーキシステム機能(バッテリー切れ直前時の安全機能)に、速度制御システムを組み合わせる事により、安全な速度制御が実現可能となった。
さらに走行時の安全性を高めるために、既に特許申請済みの弾性体ブレード技術を活用した緩衝補助輪を装備予定で、ある程度の段差の衝撃を吸収しつつ、スマートで機動力を活かしながら車両の安定性・安全性を保つ目的にて採用予定だ。
2016年春~夏頃を目処に、既に販売済みのテストモニター希望者を対象に展開予定。カスタムオプションは、後付簡易装備仕様。電動一輪バイク(電動一輪車)としては、歩行補助車、搭乗型移動支援ロボットとして歩道走行、公道走行の本格的な実用テストを開始する。
【モニター2次募集】
2015年テストモニター企業、個人のモニター2次募集を開始した。
2016年『電動一輪車 ONEWHEEL(ワンホイール) i-1』は、歩道走行対応、公道走行対応車両として、現在募集中のモニターより認定申請参加者を募る。
申請参加は公式サイトより。
なお、搭乗型移動支援ロボット認定申請につきましては、上記URLに掲載。
<搭乗型移動支援ロボット認定申請の要領>
歩行補助車(6km/h以下) 搭乗型移動支援ロボット(10km/h以下)
【携帯アプリとBluetoothを活用した実用テストも開始】
携帯アプリとBluetoothを活用したマシンセッティングシステム+モニタリングシステムの実用テストも同時開始した。
既に販売済みのテストモニター全車両には、Bluetoothチップが積み込まれており、携帯アプリ操作によって、モーターパワーモード設定、車両の傾斜角設定等のマシンセッティング、速度・電圧・電流・走行距離・バッテリー残量等のモニタリングが可能。
現在は、アプリ開発および実用テスト中で、2016年春~夏頃を目処に、既に販売済みのテストモニター向けに携帯アプリ無償配布予定。
上記の戦略展開で、究極の省エネを目指す『電動一輪車 ONEWHEEL(ワンホイール) i-1』として、車両の基本性能インフラを整える事ができる。また、電動一輪バイクレース開催等により、スポーツ文化にも寄与しながらさらなる性能品質の向上を目指していく。
2016~18年には、都心のオフィス街で近未来の乗り物・電動一輪車が自由に往来している様子が、ごくあたりまえの風景として眺める事ができるよう展開していく。
【スタンダードモデル(450W)基本構造と公式スペック】
<アクセル機能&ブレーキ機能>
基本的には、ジャイロ搭載のバランス型電動一輪バイクだが、特許技術が採用されているハンドリング&オートスイング機構、ストッパー&リバーススイング機構、ジャイロ変位コントローラーを搭載したアクセル機能、同ブレーキ機能が搭載されている。「誰でも簡単に安全に遊びごころを持って楽しく乗車出来る電動一輪バイク」の開発コンセプトと様々な工夫がしっかり反映されている。
<スタンダードモデル(450W)走行距離・速度&重量>
最大航続距離は15-30km程度/1充電、ハンドル下側のタンクに見える部分には1~2パックの脱着可能型リチウムイオンバッテリーを搭載可能(標準:1パック搭載、オプション:2パック搭載可能)、バッテリーパックは簡易に取り外し可能で、予備に数本持っていれば交換により45-60kmの連続走行も可能。最高速度は20km/h程度で、乗る人の体重により変動。総重量は僅か20kg程度と、バイク車両としては世界最軽量レベルで持ち運びも容易だ。
■製品概要
製品名 :電動一輪バイク ONEWHEEL(ワンホイール) i-1
スタンダードモデル(450W)
価格(予定) :2016年以降メーカー希望小売価格予定 348,000円(税込)
[本体+専用リチウム+充電器]
重量 :約20kg
最高速度 :約25km/h
※乗る人の体重により変動
最大航続距離:約15-30km/1充電
※予備のバッテリーパックにより45-60kmの連続走行も可能
【関連リンク】
・ワンホイール運営事務局
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