リサーチステーション合同会社は、スマートビルの世界市場規模は2015年の72億ドルから、年平均成長率38.0%の急成長が見込まれ、2020年には363億ドル規模に達すると予測される、と発表した。
スマートビルは複数のシステムを単一のシステムプラットフォームに統合し全体管理を行うもので、ビルのあらゆるコンポーネントの効率向上を可能とするものだ。これらコンポーネントは、照明、監視、安全セキュリティ、緊急システム、空調(HVAC)、駐車管理などを含む。
スマートビルはCO2排出削減効果が期待されるほか、維持メンテナンス費用低減、高度な安全セキュリティの提供が可能で、これらはエネルギーコストの上昇や政府の政策的支援といった背景とあいまってスマートビル関連市場の促進要因となっている。
米国では2025年にエネルギー自給型商業ビルの実現構想があり、スマートビルの追い風となっている。
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