小売業者のEC(電子商取引)の立ち上げを支援するスタートアップの10X(テンエックス)は、小売り・流通事業者向けのECプラットフォーム「Stailer(ステイラー)」で、滋賀県が地盤のスーパー、平和堂が手掛けるネットスーパー「平和堂ネットスーパー」向けにアプリとスタッフ向けオペレーションシステムの提供を12月9日から開始したと発表した。
「Stailer」は、スーパーマーやドラッグストアといった小売・流通事業者向けのECプラットフォーム。ユーザー向けのアプリ、バックヤード向けのピックパック・配達管理アプリ、受注管理・在庫管理システム、BOPIS(店舗受け取り・ドライブスルー受け取り)など、小売りがEC事業に必要なシステムをフルセットで提供する。
平和堂は、滋賀県彦根市に本社を置き、近畿・北陸・東海の2府7県に156店舗を展開する総合スーパー。今回、Stailerを使って「平和堂ネットスーパー」を開始する。ネットスーパーでは、専用のスマートフォンアプリから顧客が注文した商品を、自宅などの指定の場所への置き型配達か店頭で受け取ることができる。
同社では、コロナ禍における非接触購入や、共働き家庭での時短購入、店舗への交通手段の確保が難しいなど、生活様式の変化で生まれた、顧客の新たなニーズに対応することを目指し、X10のプラットフォームを採用した。
同時に、Stailerの店舗スタッフや本部スタッフ向けオペレーションシステムも導入。商品ピッキングや配送作業のオペレーションを効率化し、現場スタッフの負荷の削減につなげるとしている。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。