セキュリティソリューションを手掛けるセキュアは2月3日、東日本旅客鉄道(JR東日本)と、JR東日本が運営するJR横浜駅の「JRE MALL Cafe」で、来店客の行動を分析する実証実験の試験運用を同日から開始すると発表した。セキュアがマーケティングデータ収集システムと技術提供を行い3月26日まで実施する。
「JRE MALL Cafe」は、JR東日本が運用するECサイト「JRE MALL」の体験型ショールーム店舗。セキュアでは同店で、来客分析に特化した実証実験の試験運用を実施する。
具体的には、入り口と商品棚に顔認証カメラを設置。同社の画像認識技術で来店顧客の来店者数や属性分析、商品棚の前にいる人数カウントと属性分析を行う。また、収集したデータから、属性に対しての商品マッチ度、一番興味を持たれている商品、人気のある商品などの分析データを収集しJR東日本に提供する。
実証では、セキュアの顔認証カメラを活用し、デバイス側で解析した解析結果のみをクラウドに送信して保持する。顧客のプライバシーに配慮したデータ収集を行うため個人を特定せずに情報の活用ができるという。
セキュアは、小売業が働き手の確保や運用業務効率化、SNS、ECショップ・実店舗のオムニチャネル化や各チャネルがスムーズにつながる購買体験の提供が求められる中、2018年にリテールDXのプロジェクトを発足。2020年からは、省人化と消費者が求める購買体験を両立するソリューションを開発で、各社と共同で実証実験を行っている。
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