シノプスは2月8日、小売業向けのAI(人工知能)を使った在庫情報管理などのクラウドサービス「sinops-CLOUD」で、新サービス「sinops-CLOUD ワークスケジューラー(仮称)」のテストマーケティングを開始したと発表した。テスト運用やマーケティング活動を通じて、サービスレベルの向上や販路拡大を推進する。
「sinops-CLOUD ワークスケジューラー」は、スーパーマーケットやドラッグストアなど小売業を対象にした店舗向けのシフト作成・管理サービス。ほかのsinopsシリーズと連携することで、AIが算出した客数、売り上げ予測値や過去の様々なデータを使って、15分ごとの最適なワークスケジュールを自動作成する。
具体的には、従業員がスマートフォンアプリに表示される指示に従って作業を実施。終了した作業は完了登録をすることで、現場の作業の進捗状況をリアルタイムで収集・把握ができる。
作業マニュアルとの連携も可能で、初めて担当する作業でもマニュアル書や動画を確認しながら行えるため、作業教育の効率化が図れる。サービスを通じて、最適な人員配置することで、作業負担の平準化と人時生産性向上を実現できるという。
シノプスでは、テストマーケティングで、ほかのsinopsサービスを既に導入する大屋が運営のドラッグストア「mac」の26店舗で、テスト運用を開始した。
同社によると、売り場面積が限られる店舗では1日に複数回の品出し作業が必要で、作業の約4割を品出しが占めるという、そこで、テスト運用では、1日の入荷予定データなどと、sinopsの品出し支援サービスとの連携を行い、入荷作業や品出し作業の最適化・効率化の実現を目指すとしている。
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