TISは3月2日、ラベリングした顧客行動データを活用しマーケティングに役立てる顧客行動可視化サービス「キャクシル」の提供を開始すると発表した。
「キャクシル」は、SDK(ソフトウェア開発キット)を既存のスマホアプリに埋め込むことで、顧客の位置と行動データ取得が行えるサービス。取得した顧客の購買データや位置情報データなどをもとに、顧客属性をラベリングして提供する。また、アプリ決済機能、スマートキーなどの機能をアプリに追加することもできる。
導入した企業では、顧客向けアプリに新しい機能が容易に追加できるため、アプリ利用頻度向上が見込めるほか、ラベリングされた顧客情報から、顧客の趣味嗜好(しこう)や、行動を把握し、有効なターゲットに対して効果的なマーケティング施策の企画・実行ができるという。
ファイターズ スポーツ&エンターテイメント(FSE)が第一弾ユーザーで導入を決定。キャクシルのアプリ決済機能を利用して、3月開業予定の「北海道ボールパークFビレッジ(Fビレッジ)」の買い物で利用できる「FビレッジPAY」の提供を開始した。
「FビレッジPAY」は銀行口座、クレジットカード、F NEOBANKの決済に対応。いずれかを登録すると、Fビレッジ内の買い物ではアプリ会員証QRコードをかざすだけで決済が完了する。TISでは今後、蓄積した購買データをラベリングすることで、FSEのマーケティング施策で活用してもらう考え。
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