シノプスは3月16日、需要予測型自動発注サービス「sinops-CLOUD(シノプスクラウド)」が、サイバーリンクスの棚割管理システム「店POWER」との連携を2月から開始したと発表した。
「店POWER」は、小売業専用の棚割管理システム。「取引先と連携した自社主導のマーチャンダイジング」「多店舗の棚割の効率的管理」「他システムとの連携」などに対応する。一方、「sinops-CLOUD」は、流通業向けの様々なAI(人工知能)サービスを1カテゴリー、1機能、1店舗からを利用できるクラウドサービスになる。
今回、「店POWER」の店舗別、売り場別の陳列商品、陳列位置、フェイス数などのデータを、「sinops-CLOUD」に直接連携する。連携によって陳列可能数を考慮した適切な発注を行うことで、過剰在庫を抑制するほか、フェイス数に基づく発注数を算出し、過少在庫による品薄状態の回避ができるようにした。
また、シノプスの棚割メンテナンスアプリ「sinops-Pad」を導入し、商品サイズや商品画像データを連携すれば、タブレット端末でビジュアル化された棚割情報を確認しながら、発注作業や棚割情報の編集を行うことができる。
2社では今回の連携を通じて、自動発注システムに必要な棚割データ連携の導入期間の短縮を実現するとしている。
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