キングソフトは3月28日、販売するAI(人工知能)配膳ロボット「Lanky Porter(ランキーポーター)」に、アン情報サービスが開発したPOSレジシステム連携機能を搭載し、焼き肉レストランチェーンの安楽亭の5店舗に導入したと発表した。
「Lanky Porter」は、自律走行型の運搬・配膳ロボット。機体の底にある6つのローラーと、搭載のカメラとセンサーで、安全で自由自在な走行ができる。最大4層まで調整できる棚の上に届けたい物を配置することで、用途に合わせた自動配膳・運搬を行える。また、頭部ディスプレイに画像や動画を投影することで、飲食店や小売店などで広告宣伝を行うツールでも活用できる。
今回、安楽亭では、店舗の特性からAI配膳ロボットとPOSレジシステムを連携することで、より一層の業務効率化が図れると考え、安楽亭クループのシステム設計開発を行うアン情報サービスが連携システムを開発。POSレジシステムと連携したロボットに「ラクティ」の名称を付け配備。平日で約100~120回、休日で約160~200回の配膳業務を担うことを見込んでいる。
導入店舗は「所沢上新井店」(埼玉県所沢市)、「東川口店」(同川口市)、「北本中丸店」(同北本市)、「朝霞三原店」(同朝霞市)、「水戸千波町店」(茨城県水戸市)。安楽亭では今後、「ラクティ」を5月までをメドに、複数店舗での配備・稼働を計画している。
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