サイバーエージェントは4月12日、近商ストアが運営する「ハーベスLINKS UMEDA店」(大阪市)の店舗内で、商品が自ら動いて販促活動を行う「自己推薦ロボット」の販売促進の実証実験を実施すると発表した。
同社では「自己推薦ロボット」を、商品に動く・話しかけるなどの生命感を付与し、商品自らが機能や利便性を推薦しているように動くロボットと定義。2021年から「自己推薦ロボット」で複数の実証実験を行っており、その効果と有効性を確認しているという。
今回の実証では、商品が自ら顧客に声がけを行い、顧客が立ち止まった後に自分自身のアピールをする。
実証を通じて「自己推薦ロボット」が長期間にわたって商品を入れ替えながら推薦を行うことが、これまでの有効性に加え、さらに販促につながるかの効果の継続性を検証。店舗内販促の新たな手法として「自己推薦ロボット」を確立し、実用化を目指す。
「ハーベスLINKS UMEDA店」は、近商ストアが運営する都心型店舗。同社が運営する37店舗の中でも先鋭的な要素があり、ロボットによる販促手法と親和性が高いことから、実証実験の店舗に選定した。
実証実験は4月24日から7月末頃まで実施する。サイバーエージェントでは今後、実証で得た結果を基に、今夏に「自己推薦ロボット」を活用した、新たな販売促進手法のトライアル販売を行う予定としている。
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