コマースメディアを展開するCriteo(クリテオ)は4月20日、サンドラッグが運営する公式通販サイト「サンドラッグ Online Store」に、同社のリテールメディア向け広告配信システム「Criteoリテールメディア・ソリューション」を導入したと発表した。
「リテールメディア」は、小売業者による広告事業を指す。「Criteoリテールメディア」は、小売り事業者のファーストパーティ・データを、クリテオのAI(人工知能)エンジンが分析し、購買意欲の高いユーザーと、そのユーザーの興味や関心の高い最適な製品をリアルタイムで特定。
その結果を踏まえ、ユーザー一人一人に合ったリテールメディア広告を配信する。そのため、効果的な顧客との結び付きの機会を提供し、小売業者とブランド広告主の収益拡大が図れるという。
また、「認知」から「獲得」までのリテールメディア広告キャンペーンが展開できるほか、一気通貫でキャンペーンを一元管理し、成果を可視化するレポーティング機能も備える。
今回のシステム導入で、サンドラッグとサンドラッグの公式通販サイトで製品を販売するブランドや企業は、ファーストパーティ・データを活用し、買い物客の興味や関心に合った、関連性の高い広告をリテールメディアから配信が可能になった。取り組みを通じて、最適なオンラインショッピング体験を提供し、エンゲージメントの機会を拡大することで、顧客の効果的な獲得につなげる。
サンドラッグは3月に自社通販サイトを刷新。リアルとネットを統合する、新しいコマースを立ち上げた。同社では、リアルとネットを統合したサンドラッグのコマースとCriteoのリテールメディアの相乗効果で、広告主と顧客のニーズを深く理解することで、利用者に魅力的な体験を提供するとしている。
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