株式会社Qualiagramは、ロープレ支援AIサービス「mimik」の提供を通じて、表情とトーク内容の組み合わせに基づく、接客についての知見を蓄積している。
最終的には、アバター技術にこれらの知見を実装し、一人一人に最適化された接客体験の構築を目指しているのだという。
しかし、AI接客を実現するには、トークスクリプト、表情、音声、身振り、提示資料、タイミングなど、多数の要素が絡み合い、無限に近い組み合わせ問題を解く必要がある。
そうした中Qualiagramは、株式会社KandaQuantum(以下、KQ)と協働し、Qualiagramの接客ビッグデータおよび接客AI技術と、KQの量子コンピューティング技術を組み合わせ、接客に関するビッグデータ解析を行うことを発表した。
今回の協業で両社は、「接客に関するマルチモーダル最適化」に取り組む。
現状、Qualiagram側では、接客技術の高いロールモデルを「真似る」仕組みを発展させ、顧客の反応を再現するAI「mimik NEST」の開発実装に取り組んでいる。
これに、量子コンピューティング技術を活用することで、接客と顧客の反応の関係や組み合わせパターンに関するデータ蓄積を加速させ、「マルチモーダル最適化」の学習素材としての活用がより一層進むことが期待されている。
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