株式会社アクティバリューズは、ホテルや旅館向けの顧客体験プラットフォーム「talkappi(トーカッピ)」に、新たにテキストマイニング機能を搭載した。
「talkappi」は、宿泊施設に特化した顧客体験プラットフォームだ。「talkappi」にはチャットボット「talkappi CHATBOT」が搭載されており、旅行前に部屋および宿泊プランの検討や、交通・アメニティ・付帯サービスの確認などで利用され、チャットの利用履歴には旅行前の関心事が反映される。
「talkappi CHATBOT」が2017年からサービスが開始されて以来、全ての導入施設で、既に延べ2千万人以上がチャットボットを1.3億回以上利用しており、蓄積されたチャット利用履歴を活用して、今回のテキストマイニング機能が開発された。
この機能を活かして、宿泊施設はキーワード単位での質問傾向を明らかにすることに加え、他のキーワードとの関連性を把握することができるほか、ターゲットに合わせた効果的なプロモーションの実施や新商品・サービスの開発、既存サービスの向上が可能になる。
また、「talkappi CHATBOT」では、質問内容に基づいてAIが自動的に「属性情報」を判定する。この属性情報とユーザの発話内容から抽出された「単語」を、それぞれ自由に選択して絞り込むことが可能だ。
さらに、チャットボットで質問された内容の詳細リストも抽出できる。具体的な質問内容を確認することで、顧客の関心を把握し、今後のサービス向上や新商品・サービスの創造に役立つヒントを得ることができる。
「talkappi」のテキストマイニング機能の詳細
会話出現回数順の集計
指定した期間、言語、施設、ユーザ属性に基づいて、会話の出現回数を集計する。これにより、特定の期間や条件下でよく行われている会話を把握することができる。
ワードクラウド
特定の期間や条件下での最も頻繁に使用される単語を視覚的に表示する。これにより、注目すべきキーワードやトレンドを素早く把握できる。
共起ネットワーク
単語やフレーズの共起関係を分析し、ネットワーク図として表示する。この機能を使用することで、単語同士の関連性やユーザーの意図をより詳細に理解することが可能だ。
任意条件のクロス集計
分析の焦点を絞るために、分析期間、言語、施設、ユーザ属性などの条件を組み合わせてクロス集計を実行できる。これにより、特定の条件下での会話の特徴や傾向を把握できる。
時期別に分析を行い、GWや夏休み、年末年始、各シーズンなどにおけるニーズの変化を把握できるほか、グループ施設では、ポータルサイトと各店舗でのニーズ分析が可能だ。
集計結果のCSV・PDF出力
分析結果は、CSVやPDF形式でエクスポートできる。これにより、利用者はデータを外部ツールで利用したり、レポートとして共有したりすることが可能だ。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。