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OpenFashion、ファッション業界特化の生成AI活用支援ツールの画像生成機能をアップデート

OpenFashion、ファッション業界特化の生成AI活用支援ツールの画像生成機能をアップデート

株式会社OpenFashionは、同社が提供するファッション業界に特化した生成AI活用支援ツール「Maison AI(メゾンエーアイ)」の画像生成機能において、最新バージョンである「Stable Diffusion V3.5」をツールに追加搭載したことを発表した。

「Maison AI」は、ChatGPTモデルGPT-4oに対応した、ファッション業界特化の文章・画像生成AIツールだ。

今回、「MaisonAI」内のライブラリから選択することで画像やデザインを生成できる「AIデザイン機能」と、職種や役割に応じた専門知識を持つ「AIエージェントPro」のアップデートを行った。

具体的には、「Stable Diffusion V3.5」により画像生成の精度を向上。下図を比較すると、新モデルの方が、足の向きや関節の動き、ポージングがより自然になっている。

旧ver(上):Stable Diffusion 3.0 新ver:Stable Diffusion V3.5(下)

さらに、服の素材感や顔の表情をより豊かに表現することが可能に。加えて、遠近感を取り入れた構図でも、顔のパーツが正確に描写されるようになっている。

旧ver(上):Stable Diffusion 3.0 新ver(下):Stable Diffusion V3.5

また、「AIデザイン機能」では、画像事例とその画像を生成するプロンプトが記載されている「ライブラリ」が搭載されており、今回ライブラリ内のプロンプトを、ユーザがカスタマイズしやすい構造にした。

新プロンプト構造であれば、必要な部分を変更することで、オリジナルプロンプトの作成が可能だ。

例えば、下図画像の新プロンプトにある「背景」の項目を「シンプル」から「街中」に変えることで、異なる雰囲気の画像生成が可能になる。

画像左:旧プロンプト。冗長な文章となっている。 画像右:新プロンプト。要素別で区切ったわかりやすい内容になっている。

一方「AIエージェントPro」は、職種や役割に応じた専門知識を持つAIエージェントを、全部で約120種類提供する。

今回は海外向け事業の需要の高まりから、海外進出、市場調査、国際貿易など、専門性の高い業務をサポートする「AIエージェントPro」を中心に新たに34種類追加された。

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