PLEN Robotics株式会社は、株式会社センスタイムジャパンが提供する、顔認識ソフトウェアライブラリ「FaceSDK」を活用し、パーソナル・アシスタント・ロボット「PLEN Cube」の画像認識システムにおいて、カメラへのインプットからアクチュエーターへのアウトプットまでの処理を瞬時に行えるリアルタイム・フェイス・トラッキング技術を開発した。
「PLEN Cube」は、一辺が約7.5cmの立方体で、手のひらに乗る小型サイズだが、カメラ、スピーカー、マイクの機能を有している。さらに、画像認識、音声認識、などの最新テクノロジーを搭載。「PLEN Cube」に複雑な入力操作は不要だ。声で指示すれば、デジタル・ビデオカメラ、IoT家電リモートコントローラ、インターネット・コミュニケーターとして機能する。
リアルタイム・フェイス・トラッキング技術の特徴は以下の2点だ。
- アルゴリズムのコンパクト化:
PLEN Cube端末内で、カメラの捉えた被写体の顔の画像から特定個人認識を完結させる。これにより、クラウドを介することなく顔による認証処理、いわゆる「顔パス」、の自動化が可能。 - 高速データ分析:
カメラの捉えた被写体の移動量をコマンドに変換し、モーター等のアクチュエーターにリアルタイムで送信。これにより、カメラによる概ね歩行速度レベルの移動の自動追尾を可能とする。
同社は、リアルタイム・フェイス・トラッキング技術により、来訪者の顔を認識し認証システムと接続することや、被写体を認識し自動追尾することにより、個人に対応したサービスメニューを弊社のデータベースに基づく、本来“人”が意思疎通を行う際に持つ「間」と「動き」からデザインされたインタラクションと共に提供することが可能になるとしている。
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