三井不動産株式会社では、様々な省力化・自動化へのニーズの高まりを受けて2017年9月に物流ICTショールーム「MFLP ICT LABO」をオープンした。ここでは、株式会社オカムラのロボットストレージシステム「オートストア」や荷物の持ち上げや運搬を支援する機器などを展示しており、実際に操作することで機器の効果が体験できる。
そして今回、千葉県船橋市の「MFLP 船橋・&GATE」内に物流ICT体験型ショールームを拡大移転し、「MFLP ICT LABO 2.0」をオープンした。新たな施設はこれまでの約10倍の面積であり、展示する物流機器数もこれまでの2倍以上となり、入荷から出荷まですべての物流業務フローを自動化した「フルオートメーション物流モデル」を展示している。
このフルオートメーション物流モデルでは、各分野での最先端物流ICT機器を導入して、それらをつなぎ、制御する必要があった。そこで株式会社 YE DIGITALは、倉庫物流システム30年以上の実績で培った技術やノウハウを生かして、在庫管理や各機器の処理能力・起動スピードの調整を行う倉庫管理システムを開発して、以下の技術提供を行った。
- 倉庫管理システム(WMS)「Y’s-2000 」
メーカに縛られることなく、作業の軽減や自動化を支援するさまざまなな機器やシステムをつなぎ、前述の「オートストア」やその他製品と連携することで、トラックコンテナに商品が積載されるところから搬出されるまで、人手なしで荷物が搬送される一連の流れを制御する。エラー発生時には、異常を管理者に表示し、システムは自動で搬送を停止する。 - ラボの状況をまとめて表示する「あんどんモニタ」
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